
介護職に転職した人から「体験談」を聞いてみたいです!
こんなお悩みを解決します。
- 転職先が決まるまで
- 介護職で働いてわかった「壁」
- 介護職ならではの「やりがい」
- 転職してこう変わった
- 介護職の「退職」と「未来」
本 記 事 の 信 頼 性


「介護職の体験談」を知れる機会は、なかなかありませんよね。
そのため、介護職に興味がある人は情報を集めるのに苦労するでしょう。
本記事では、はじめて介護職に挑戦した「わたしの体験談」をすべて紹介します。
この記事を読み終えると、以下3つのことがわかります。
- 介護職への転職事例
- 介護職の仕事内容とホンネ
- 介護職の退職と将来



それでは、本編スタートです!
介護職への転職を決意!転職先が決まるまでの道
この章では、転職先が決まるまでの経緯を紹介。
転職を決めたきっかけから、転職先の探し方までわかる内容になっています。
介護職を選んだ理由
私が介護職を選んだ理由は、以下の4つです。
- 手に職をつけたい
- 自分を成長させたい
- 高齢者との関わりが好き
- 身近で「介護」と向き合う機会があったから



介護職に転職する前は、ハウスメーカーのリフォーム営業をしていました
リフォーム営業はたくさんのお客様との出会いがありました。
また、さまざまなプランを提案できる面白さもある仕事でした。
しかし、営業として成績不振が続く時期は「自分はこのままでいいのかな…」と思うように。



「この会社にいても、自分は何も変わらないままだ」と気づいたのです
そして「自分の成長」を考えたときに、「手に職をつけたい」と目的が明確になりました。
一方、私は高齢者と話すのが好きだったので、以前から介護には興味がありました。
また、祖母が介護を必要とする状況になり、身近で介護と向き合うことも。



「介護への興味」と「介護と向き合うきっかけ」が重なり、手に職をつけられる介護職を選択したのです
介護職で手に職をつければ、将来家族が介護を必要したときにも役に立つと考えています。
転職の不安・疑問
転職先を探すとき、私には不安や疑問がいくつかありました。
では「不安・疑問」とは何か、みていきましょう。
転職の不安・疑問
- 自分に合う介護の働き方は?
- 介護施設の違いは?
- 給料はいくら?
- 勤務先はどこがよい?
- 資格は必要?
- 職場環境はどう?
まず転職先を探すときに、「介護施設」と「訪問介護」のどちらで働こうか悩みました。



最初は、自分に合う介護の働き方を考える必要があります
介護職での働き方に迷う人は、下記の記事も合わせて参考にしてください。


また介護施設には様々な種類があり、違いが全くわかりませんでした。



介護施設について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてみてください!


一方、給料や勤務先の条件はどれが自分に合うのかを探る必要がありました。



私は介護の資格を持っていなかったので、無資格でも採用してもらえるのかどうかも不安でした
さらに「職場の環境はどうなんだろう…」と疑問や不安が募るばかりだったのを覚えています。
このように気になったポイントが多く、自分に合う転職先の条件を絞っていくのはとても難しく感じました。
転職成功のカギ
前章で述べたように転職の不安や疑問が多いことから、私はある行動に踏み出しました。
では、ある行動とは何でしょうか。
ある行動とは、転職サイト・転職エージェントを利用することです



転職サイト・転職エージェントを利用して、自分に合う転職先を見つけることに成功しました
転職サイト・転職エージェントの概要は、下記の記事でくわしく書いているので参考にしてみましょう。


ちなみに、私は転職先に「老健(介護老人保健施設)」を選びました。
老健を選んだ理由は、以下の4つです。
選んだ理由
- 在宅復帰を目指す方のサポートにやりがいを感じたい
- 介護度の高い人は少ない
- 無資格未経験でも採用してもらえる
- 家からバスで通える
老健は、在宅復帰を目指す高齢者が多く利用する施設。
そのため、老健は特養や有料老人ホームに比べて、介護度の高い人の利用は少ない傾向です。



私は「介護職未経験」が不安材料となり、介護度の高い人が比較的少ない施設(=老健)で挑戦したいと思いました
とはいえ、老健には介護度の高い人も利用しているので、誤った認識には注意しましょう。


一方、私が選んだ老健は無資格未経験でも採用OKでした。
無資格未経験でも採用してくれるところも多数あるので、介護初心者は安心できますね。



「介護初心者の資格取得について」をわかりやすく解説した記事があるので、参考にしてみましょう


介護職の現状とホンネ
介護職への転職は、理想と現実のギャップで苦労する人が多くいます。



実際に私も転職してからいくつかの「壁」にぶつかり、理想との違いを痛感しました
この章では「介護職のホンネ」を紹介します。
転職して最初に当たった壁
私が転職して最初にぶち当たった「壁」は、以下の通りです。
- 色々な意味できつい
- 排泄物への抵抗
- 給料が低い
- 私生活の時間を確保しづらい
- 介護のベテランさんとの関わり
介護職をはじめるときには、これらの「壁」に多くの人がぶち当たると思います。



下記の記事で、壁にぶち当たったときの対処法を体験談として書いています
不安に思う人は合わせて見てみましょう。


転職先(老健)の印象は?
私が転職した老健は、開設して20年以上が経った施設でした。
そのため設備は古く、年季が入っている印象でした…
設備が古いと、働く私たちに大きく負担がのしかかります。



設備が古いことによる「負担」とは何か、具体例を見てみましょう
設備が古いと…?
- ベッドの昇降は手動で行う
- お風呂は、職員が利用者さんを持ち上げて寝台に乗せる必要がある
最近だと、ベッドの高さをリモコンのボタンを押すだけで調整できるものが当たり前のように揃っています。
手動だとレバーをぐるぐる回さなければならなかったので、重みもあり負担に感じました。


また施設によってはお風呂にリフトを導入して、職員が利用者さんを持ち上げることなく寝台に乗せられるようになっています。
腰や体への負担が格段に少なくなりますね。





開設して間もない施設は最新の設備が導入されていて、働きやすい環境になっているでしょう!
一方で、老健は時間に余裕がない印象を受けました。
では、時間がないとは具体的にどういうことでしょうか。
日常の介助に多くの時間を割き、利用者さんと話せる時間が限られる



私は介護職に就いたら、利用者さんと散歩をしながらゆっくりお話をしたいな〜と思っていました
しかし、現実はそうはいきませんでした。
私が働いた老健は「排泄の介助」「入浴の介助」「食事の介助」など、日常に必要な介助が多いため、時間に余裕がなかったのです。



職員が多く揃っている日や入浴の介助がない日は時間に余裕があったので、その点は救われました…
とはいえ、人員数の違いもあるので、全ての老健に当てはまるわけではありません。
ひとつの事例として参考にしてみてください。



ちなみに「老健の1日の流れ」をわかりやすく書いた記事もあるので、気になる人は読んでみてください


キツい体験談
介護職でいちばん抵抗を感じるのは「排泄物」だと思います。
多くの人は率直に以下のように考えるでしょう。
- 臭い
- 汚い
- 触りたくない



私自身も「排泄物」に抵抗はありました
人によっては排泄物のニオイで吐いてしまったり体調を崩してしまい、介護職から離れる人もいます。



私は働きはじめて1ヶ月くらいで、「排泄物」に対する抵抗は薄れていきましたよ
とはいえ、排泄の介助できついことは多くあります。
実際にきつかったことを書いた記事があるので、気になる人は参考にしてみましょう。


また、排泄の介助以外にも「入浴の介助」や「食事の介助」などがあります。
これらの介助の中にもきついと感じたことは多くあります。



「入浴の介助できつかったこと」も体験談として書いた記事があるので、そちらも参考にしてみてください


介護職の魅力
前章を読んで、「介護職はきついだけだ…」と考えている人もいると思います。



ちょっとまってください!
介護職は決してきついだけではありません
この章では、介護職の魅力のひとつである「やりがい」について掘り下げていきます。
介護職のやりがい
介護職は「人と人との関わり」が肝となります。
人と多く関わる分キツさを多く感じますが、やりがいに思えることもきつさ以上に多くあります。



私は、利用者さんや一緒に働く職員から「ありがとう」と言われたときは、とてもうれしく思いました!
その他にも多くのやりがいを感じながら、楽しく仕事ができましたよ。



介護職で感じたやりがいをくわしく書いた記事があるので、参考にしてみましょう


介護職への転職、後悔してない?
私は介護職に転職して「よかった」と心から思っています。
この章では、「介護職に転職して何がよかったのか」「転職してどうなったのか」を紐解いていきます。
転職してよかったこと
転職してよかったと思うことは「手に職がついたこと」です



介護職へ転職する前に掲げていた「手に職をつける」という目的を果たせました!
介護職で身についた知識や技術は、将来の財産になると信じています。
その他にも多くの「転職してよかったこと」がありますよ。
「転職してよかったこと」をまとめた記事があるので、気になる人はそちらを参考にしてください。


転職してこう変わった
介護職を経験したことで、時間に対する意識が変わった
時間に対する意識が変わった理由は、以下の2つです。
- 介護の仕事で「死」と向き合うことがあった
- 仕事が忙しくて、時間に追われることが多かった
老健は「看取りケア」をしていたので「死」と向き合うこともありました。
その度に「時間は有限であること」を思いました。
「今ある時間は当たり前じゃないんだ」と。
一方、介護職をしていたときは、朝は早くて夜はクタクタになって帰るのがルーティーンでした。



そのため、なかなか自分の時間を取れなかったのを覚えています
普段が忙しいあまり「休みの日は無駄にしたくない」という思いが強くなります。
私は、時間を大事にしたい思いが「時間への意識」を変えたと考えています。



時間を大事に使いたい人に向けて、参考になる記事を一緒に載せておきますね!


介護職から未来へ
私は現在、介護職を退職してブロガーとして活動しています。
「なぜ介護職を退職したの?」と気になる人はいると思います。
この章では、「介護職を退職した経緯」「介護職の将来性」について、一緒にみてみましょう。
介護職の退職
私は悩みに悩んだ結果、一旦介護職を離れようと決意しました。
退職を決意した理由は以下の2つです。
- 引っ越しに伴い勤務先が遠くなり、通勤に往復2時間以上かかってしまう
- 家族との時間を優先したい
私は車で通勤していて、毎日2時間以上かけていることにもったいなさを感じてしまいました。



前に述べたように、介護職を通じて「時間への意識」が変わったことで、もったいなさを感じたのです
また毎日の仕事が忙しいあまり、自分の時間を取れませんでした。
そのため、家族との時間もなかなか取れませんでした。



私は介護職を退職し、今の時間を家族のために使おうと決めたので後悔はありません
自分が30代、40代になったら、再び介護職で働きたいと考えています。



ちなみに私が勤務していた施設は、退職する日の2ヶ月前までに退職の意思を伝える必要がありました
施設によって違いはありますが、一例として参考にしてください。
介護職の経験は「宝」
介護職は「未来」につながる素晴らしい仕事だと思います。
その理由は、以下の2つのことが挙げられます。
- 将来家族のためになる
- 仕事に復帰しやすい
前述した通り、介護職で得た技術や知識は、将来に家族が介護を必要としたときに何かしらの形で役に立つでしょう。



「介護職の経験があってよかった」と思えるはずです
また、介護職はブランクがあっても仕事に復帰しやすいメリットがあります。
特に、子育てが終わった人や、長い期間専業主婦をしていた人が再び介護職で働くときに、過去の介護職の経験があれば有利になります。



介護職の経験は「将来の選択肢」を育てているのです!
介護職で得た経験は将来に生かせる「宝」といえますね。
「わたしの体験談」のすべて【まとめ】
介護職は多くのやりがいを持てる仕事です。
一方で、きついこともたくさんあります。
しかし、介護職で経験したこれらの「やりがい」「きついこと」は、すべて「将来の財産」になります。



私にとって、これだけ多くの経験を積めた仕事はありません
本ブログでは、これからも「介護職の素晴らしさ」を伝えていきます。



